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では、坂本さんたちの仕事である清掃メンテナンスの状況はどうだろうか。坂本さんが一番にあげたのが、ゴミの量だった。
「当初予想したよりも、ゴミの量がだいぶ少ないですね」
もちろん、主催者側による分別の徹底もあるだろうが、むしろ来場者のほうが、ゴミを出さず、きちんと分別するよう意識しているそうなのだ。
「ゴミ箱ステーションでは、母親が分別の説明をしながら子どもといっしょにゴミを捨てる場面がよく見られます。うちのスタッフやボランティアの方が間違ったことを言うと、逆にこれは何のゴミだと指摘されることもあるほどです(笑)」
ゴミの排出量が少ないことに加え、通路などにお客さんがゴミをちらかすこともなく、思ったよりもスイーピング作業(会場内の拾い掃き)に手がかからない。逆に、どうしても100%の分別は難しいことからダンプ作業(ゴミの回収)に手がかかる。そのため当初の計画から若干シフト変更もしたという。
「計画はあくまでもシミュレーションですからね。現実にあわせた方向転換ができないと掃除はうまくいきません」
実際、筆者も会場を訪れた知人から、「会場がすごくきれいだ」という意見をよく聞いた。
「私たちも、クルーの人も、もちろん努力はしています。でも、お客様もそれに合わせてくださっている。いっしょになってきれいに使おうという感じだと思います」
ただし、講演でも話していたように、一部の“不法投棄”は依然あるという。分別の意味や排出方法をよく理解できないパビリオン関係者などがいるためで、会期が終わるまで「不法投棄との戦い」は続くだろうと坂本さんはいう。
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