研究発表会   質疑記録

第31回研究発表会 質疑記録

※記号[C司会:Q質問者:A発表者]


セッション 委員会報告・環境管理

【A-1】平成29年度「現場のための室内環境評価等検討小委員会」報告

C アンケート結果における男女比の扱いについては、委員会活動そのものにも影響する可能性がある

  ので、慎重に審議して頂きたい。

A 委員会において今後検討する。

  アンケートを採り続ける目的は何か?

A 室内環境評価の実測ではない生活実感のデータ数を沢山集めることにより有益な知見が得られると

  考えている。


【A-2】公共施設等総合管理計画の実行計画は

Q 調査結果をどのように活かしていくのか?結果をまとめただけなのか。

A 結果の活かし方は検討中である。自治体の街づくりに活かすのか、各自治体の実行計画を参考にし

  ながら、不透明な面もあるが検討していく。


【A-3】新国立競技場2020年以降のエリアマネジメントについて

Q 収入と支出のバランスがとれないとエリアマネジメントは不可能だと思われるが?

A 官民の分担と連携でどれだけの利益が上げられるかを検討する。


【A-4】明るさ環境が空調騒音の聞こえ方に及ぼす心理的影響に関する考察

Q 40秒間ずつ照明条件を変えて提示しているが、提示と提示の間の時間や環境条件はどのように

  設定しているのか?

A 実験条件を明確にしていきたい。

C データ数が少ないと思われるので、データ数の統計的検討が必要と思われる。

A 今後、検討する。


【A-5】建築関連クレームに対応するヘルプデスクサービスでユーザーの満足度に影響を及ぼす維持管理

     組織の相互作用評価

Q データの取り方で、資料はどういう評価になっているのか?

A 資料については把握していない。

Q 満足度とサービス度が逆転しているのはなぜか?

A ビルメンテナンスのサービスと満足度の詳細分析と、定義を正確にチェックすべきである。



セッションB 海水面

【B-1~5】西南極氷床融解による海水面上昇の被害と対策に関する研究(その1)~(その5)

Q アイランドの造り方であるが、土地の高低等を考慮しているのか?

A 今回は特に考慮していない。マンハッタンについては実際に歩いてみたが、全体的に見て大きな

  勾配はないと判断した。

Q アイランドの緑地部分が斜めになっているが、その理由は?

A 操作的な部分もある。

C 足立区と荒川区については、水没する前に福島に引っ越す方法があるのではないか。

A 確かに逃げるが勝ちともいえるが、京浜東北線の東側は全て水没するので、避難するための対応を

  立てる必要があり、オランダのように大きな堤防を作る案も考えられる。

Q 潮の満ち引きのデータはあるのか?

A 入手できない。



ビルメンの現場セッション

【現-1】タイルカーペットの長寿命化を図る新事業の創出

Q ビジネスモデルとしての実現の可能性は?

A 障害者雇用については、自治体、受入れ企業、日本カーペットタイルリセット協会が3者の立場で

  対応している。

C 「知的障害者の子供たち」とあるが、生涯にわたっての対応が大事であるので、子供たちという

  限定した表現を公的な資料に使用するのには、配慮が必要であろう。

A 了解した。

Q 完全洗浄の頻度は?また、コストはどの程度か?

A 3~5年サイクルで行っている。

Q 持ち帰るときの代替物はどのようにしているのか?

A スペアのカーペットタイルを敷いている。

Q コストはどの程度か?

A ショッピングセンターの事例では、年間110万円程度である。


【現-2】銅イオンの殺菌効果によるドレンスライム抑制検証報告

Q 銅イオンや銀イオンの殺菌効果を廃材を利用して活かしていることは、視点としては優れているが、

  殺菌効果の定量的な評価についてはどのように考えているのか?

A 定量化のためのデータ(スライム形成との関係等)を今後蓄積していく。


【現-3】ホテルベッドメイク運営の自社化構築について

Q 対策から売上に結び付けたとしているが、どのようにして顧客の信頼を得たのか?

A 以前の業者は1年、1年しか続かず、信頼性に欠け、品質も悪い状態であったところを、改善する

  ことにより信頼が得られた。

Q クレームを防止するためのチェック機能は?

A チェックカードを使って一部屋ずつ確認している。当初は5名のメイドで対応していたため、1

  に100件程度のクレームがあったが、290室には8~9名のメイドが必要であり、メイドの質の

  向上に伴って、現在では1日に10件程度に改善されている。

Q 作業者の満足度については確認しているか?

A お客様の声をアンケートで収集しており、高品質であるとの回答を得ている。また、お客様の紹介

  キャンペーンを行っているが、1年で1人当たり5名の結果が得られている。

Q ビルクリーニングとベッドメイキングができるロボットはないのか?

A 部屋の中にある荷物については、全く触ることができないので、現状では、機械化は無理であると

  考える。



若手研究発表セッション①

【若-1】マンションローンの開発に関する研究 その1 ―管理費・修繕積立金を含んだローンの提案-

Q 管理組合が金利分も扱い、金融機関には管理組合から金利分が支払われるのか?

A 金利については、管理組合との関係はなくなる。むしろ、未収金の問題のほうがリスクが高いと

  考えている。

Q 管理会社のリプレイスが行われず、一社固定になってしまうのではないか?

A 競争が激しくなると考えているので、一社固定になるとは考えていなし、

Q マンション管理組合の場合、修繕範囲は共有部分までであり、専有部分までには立ち入ることが

  できないと理解しているが、この理解でよいのか?

A 基本的には、そのように理解している。

Q ローン有の前提であるが、購入費が一括納入されているケースについてはどのように扱うのか?

A ローンを新たに組むことを想定しているので、今後再検討する。


【若-2】マンションローンの開発に関する研究 その2 ―管理費・修繕積立金を含んだローンの提案-

Q 25年過ぎたら一時金が発生するのか?

A 25年までのデータしか取れていないので、不明である。

C マンションの寿命を意識して分析することが望まれる。

Q 一時金の説明を入居者にどのように説明するのか?

A この点については考えていない。

C 管理費と一時金の減額でディスカウントされている。

C 中古住宅の活性化を目指したものであり、一時金の発生時期がバラバラな状況を固定化することに

  よって活性化すると考えている。


【若-3】大学キャンパスにおける夏期の省エネルギー行動の効果

Q 省エネルギー行動を行った日と行わなかった日との細かな不満度などは?

A 実測の際には、無理に省エネルギー行動をしないように依頼している。

Q 実測2で空調に関する省エネルギー行動で扇風機としているのはどのようなものか?

A 空調時に扇風機の利用を追加している。設定温度は同じとは限らない。

C 3階から5階で実測を行っているが、各界の居室では利用状況が異なると思われるので、それらの

  違いを加味した分析が望まれることから、対象とした居室の状況を明確に提示することが望まれる。


【若-4】群馬県内におけるDampnessの実態把握と戸建て住宅を対象とした数値シミュレーションによる

     検証

Q 高断熱高気密住宅が増えればダンプネスは心配ないのか?

A シックハウスなどの他の問題点も出ると考えられるので、一つの指標としての研究と位置付けて

  いる。

Q 発表者自身がダンプネス等を直接調べたのか?

A アンケート結果を流用し、分析したうえで数値シミュレーションを行った。


【若-5】サービスエリアの適正衛生器具数に関する研究

Q 足柄SAの女子の到着率が極端に高くなっている原因は?

A 調査資料を用いており、11月の調査がピーク時であったものと思われる。

Q 衛生器具数の設計時に用いたデータは何か?

A 駐車台数の測定資料を用いて算出した。

Q パワーポイントの4ページの「35番目」の意味は何か?

A 「高速道路の調査資料」の番号である。

Q 駅舎のデータは何を用いたのか?データ数に大きな違いがあるので、比較対象として適正なのかや

  アンケート結果と待ち時間サービス設定とのつながりが薄いのではと思われる。

A 広島大学の中村先生の研究結果を利用している。また、ご指摘については、今後検討する。



若手研究発表セッション②

【若-6】ダイナミックインシュレーション窓の性能評価に関する研究

     -その2 モデル住宅を対象とした冬期におけるU値と夏期におけるη値の実測結果―

Q 外気の影響についてはどのように考えているか?風量や各種換気に影響が出ると思われるが。

A 外気の状態は測っており、圧力差も測っているので、今後分析する予定である。

Q U値は熱貫流率ではないのか?

A 測定結果をU値としている。

C 現在は「DI窓」を取り扱っているが、今後は「DI窓を入れた建物」として検討を進めてほしい。


【若-7】末端トラップを用いたサイホン排水システムの流れ性状・封水損失特性

Q 末端トラップの場合、建築上の納まりはどのように考慮しているのか?

A 実験室実験として実施しているので、特に考慮していない。

Q 配管のしぼり水で封水が形成できるのか?

A 形成できる。

Q 末端に設置することのメリットは何か?

A しぼり水の量が確保できることと負圧がかかりにくいことである。

Q 排水の仕方による変化はどのように考えているか?排水には他の要素も関係してくるが。

A 今後検討していく。


【若-8】空調ドレン用サイホン排水システムの流れ特性

Q ドレンアップポンプは1日どのくらい稼働するのか?

A 10回~15回程度である。

Q ドレンアップポンプなしでやれそうですか?

A 圧力が足りないので、流入の高さや管径は必要である。

Q 空調のドレンパンは満水まで持つのか?

A 満水まで持つものもある。

C サイホン作用ではなく、圧力差によって流れていることも考えられるので、満水が保証されている

  状態のデータを収集・分析することが必要であろう。


【若-9】スマートコミュニティに使用されるエネルギー構成機器の性能

Q 蓄電池の調査概要に示されている3社はどのような会社なのか?

A 開発段階のものであることから余り情報は得られていない。A社はメーカーではなく蓄電池の評価

  を行う会社である。

Q 文献とA社のデータの乖離についてどのように調整したのか?

A 文献の資料をA社に持参し、ヒアリングを行った。

C データ数が少ないので、延床面積や蓄電池容量と発電容量の相関性をみることはできない。

C 文献の妥当性についての検討を厳密に行うことが望まれる。


【若-10】地中熱利用全館空調住宅における室内環境と省エネルギー性の評価

      -その2 2年10ヵ月間を通じた性能評価―

Q 「全館空調」である必要はないのでは?

A 特に必要ではない。

Q 温度測定の精度はどの程度か?

A 「温度とり」を使用している。

Q アースチューブの深さを決めた根拠は?

A 特にないが、変動には余り影響がないと考えている。

Q 出口温度にかなりの幅があるが、その原因はどのように考えているか?

A 建物の大きさに対して空調機器が小さいためと考えている。

Q データを取り続ける意味と今後の展望について伺いたい?

A 省エネルギー効果の検証と数値シミュレーションの基礎データの収集である。



セッションC 清掃 若手研究発表セッション③

【C-1】清掃作業におけるリスクアセスメントに関する実態調査

Q 床からの高さ980mmを設定した根拠は?

A 人の呼吸域から設定した。

Q 洗剤の原液を用いて測定し、測定値を洗剤の希釈倍率で除しているが、このことの妥当性の検証は?

A 希釈洗剤では検出できなかったため、こうした対応をしたが、今後は妥当性についての検討を

  行いたい。また、サンプリング量を増やす方法についても検討を行う。


【C-2】清掃性能評価モデルの構築と美観性評価指標の確立 その4

【若-10】清掃性能評価モデルの構築と美観性評価指標の確立 その5

Q 業務用手動掃除機の1100Wと清掃ロボットの250W、100Wとは、何か?

A 機器に記載されている出力を示している。

C 仕事量ではないので、今後、留意することが望ましい。

Q 清掃能力の比較はどのように行ったのか?

A 清掃ロボットはオーバーラップ率を勘案し、手動掃除機は人間が実際に実施した結果を用いている。

Q その4とその5で実験が異なるのか?

A いずれも同じ実験条件で実施している。

Q 美観性の評価については、どのように取り組んでいるのか?

A 美観性の数値化について検討中である。



セッション 防災

【D-1・2】海水面上昇の被害に関するマクロ的研究 (第一報)・(第二報)

Q 図1における海水面上昇に要する時間はどのように求めたのか?

A 各機関における海水面上昇の推定値をもとに、氷床の状況等を勘案して求めた。

Q 海水面上昇にそれなりの時間を要するならば、ここでの被害予測は最大値と考えて良いか?

A その通りである。

Q 被害予測における環境難民人口等の算出はどのように行っているのか?

A 国勢調査に基づいて算出している。


【D3】首都圏地震における地域の災害危険度と対策に関する研究 豊島区東池袋四丁目地区に関する研究

Q 対象地域における避難所、広域避難場所はどのようになっているのか?

A 木造密集地域については公的な避難場所がほとんどない。周辺に立地している企業敷地等を利用

  できれば良いが、実現性は低いと考えられる。

C 建築計画分野における避難経路等に関する研究と対応させると有意義な結果を得られるのでは

  ないか。


【D4】防災施設としての市街地清掃工場に対する住民アンケート調査 その2

Q アンケートにおいて「防災支援」、「環境汚染」等のキーワードの説明はなされているのか?

A 調査依頼文の中で説明している。

Q 非常時に供給できる電力量はどの程度か?

A 都市ガスの中圧導管が被害を受けていなければ、CGSの5000kWが供給可能である。

  また、24時間以降にプラントが再稼動すれば、さらなる電力供給が可能となる。