学会概要

会長あいさつ

 
昭和 41年3月に開催した「都市設備研究会」が本学会のルーツであり、その後昭和 46年に「都市環境工学会」、昭和 63年に現在の「日本環境管理学会」に発展的に改組し、歩み続けてまいりました。
 とくに、昭和63年の改組においては、本学会の研究対象分野として建築物環境管理分野を強化し、ビルメンテナンスをその大きな柱としたことです。ビルメンテナンスを研究分野の一つに単独で掲げる学会は当時も、また現在でも唯一無二であると存じます。
昭和 63年の改組当時、会報には次のように記されております。
「都市環境のみならず、建築環境の質的向上に対する要求も急速に高まり、特に高度なエレクトロニクス技術の導入に伴う、建築設備技術を駆使した高機能化の傾向は極めて顕著です。しかしながら、現在、建築物の経営と密着した環境管理を専門とする人々にとって、必要な技術交流や研究発表の機会は極めて少なく、研究成果等をオーソライズする場も限られています。ひるがえって考えてみますと、都市でも、建築でも、基本的に造る、管理する、使うという三つの行為がバランスよくリンクして初めて、目的に合致した良好なレベルの環境を形成する事が可能になるのです。今や時代は単なる物造りから、高次元の環境管理を考える時代へと移行しつつあるといってもいいでしょう。」
 爾来、20年あまり「環境管理」という言葉自体が、政治、経済、文化といった大きな社会の歯車ばかりか、生活の一端にまで当たり前のように浸透しています。しかし、時代とともに「高次元の環境管理」が本当に議論され認識されているかどうか、本学会は一つ一つ検証してまいりたいと存じます。
現在、本学会が対象とする研究、技術領域は次の通りです。

 1.都市環境管理
 2.建築環境管理
 3.ビルディング・メンテナンス
 4.プロパティ・マネジメント
 5.ビルディング・マネジメント
 6.環境管理

多くの皆様のご参加をお待ちしています。

設立趣旨

 
 日本環境管理学会は、人類やその共存物が適切に存続し、発展するのに必要な条件を総合的に研究し、それらを実現することを目的としています。人類の共存、生活と生産のために供与されるあらゆるシステムの建設及び利用、さらにはそれらの運用と管理を社会的技術として位置づけ、これらを論理的、学問的に体系化しようとしています。
 最も普遍的な人間活動の場である地域・都市・建築の環境システムを適切に保全・運用して、その社会的機能を高めることなどが最も身近な事例です。
 このような環境管理を行うことによって、考え得る最も適切な状況の形成を目指した施設運用などが可能になるものと思われます。
 近年の科学技術の進展は、大量の物質やエネルギーの消費を前提とした物的生産を促進し、生産や利用の段階で発生する要因が環境に様々な悪影響を及ぼしています。
世界の先進諸国における環境破壊がその顕著な事例であり、長期的かつ社会的視点に立った環境管理思想が欠落した使益優先主義が、結果として多くの不経済や不幸な事態の発生を招いていることは疑いの余地がありません。このようなことが最終的には地球規模での環境システムの破壊を招いていることがようやく検証され、大きな問題となっています。
 私たちの日常的な生活行為やその支援基盤である建築や地域・都市の活動は、多くの産業システムによる生産と、それに伴う物質・エネルギーの消費に依存しています。したがって、環境の劣化を抑制しながら生活レベルを維持するためには、社会活動の種々のプロセスにおいて適切な制御と管理の措置を行う必要があります。
 以上のような認識の下に、人間個々の生活空間から建築、都市、地域、国土、そして地域環境に至るまで、良好な環境の計画と保全のあり方を考えるのが私たちの目指す環境管理です。ものの生産を最優先することから、利用過程、終末処理、処分までの管理を重視する時代に入った今、人間環境の管理システムを確立することは、きわめて重要な課題として認識されなければなりません。

学術領域


 日本環境管理学会は、人類の安全と幸福に関わる諸問題についての広い展望の中で、環境管理を学問的、技術的に研究するための学術団体であり、この学会が対象とする学術、技術領域は、会則により現在次の 6項目を揚げています。

 1.都市環境管理
 2.建築環境管理
 3.ビルディング・メンテナンス
 4.プロパティ・マネジメント
 5.ビルディング・マネジメント
 6.環境管理論

活動内容


<1>研究発表会
環境管理に関する最新の研究成果の発表の場として、毎年 5月に開催する学会大会に併せて開催しています。

<2>講演会・シンポジウム・セミナー・見学会
環境管理に関する研究成果や技術動向を周知し、知識・情報を広く伝えていくため、随時開催しています。
総会等と併せて開催する学会大会時(毎年 5月)には、記念講演会やシンポジウム、あるいは見学会などを開催しています。

組織(平成30年6月1日現在)


会 長  久保 猛志

副会長  三橋 博巳

監 事  古橋 秀夫  木村 亨

事務局長 堀口 弘

●総務委員会
●事業委員会
 ●ニューズレター小委員会
●学術委員会
 ●論文審査小委員会
 ●現場のための室内環境評価と測定研究小委員会
 ●情報化ビルメンテナンス研究小委員会
 ●ビルメンテナンス業務の発注及び入札業務に関する研究小委員会
●支部
 九州支部

会則


日本環境管理学会会則|PDF

所在地

 〒116-0013 都京都荒川区西日暮里5-26-7 クレセントビル4F

 TEL:03-3802-7050 FAX:03-3802-7051


事務所案内図